会社でお金を借りる時にもＫ％で比較する！（キャッシュフローツリー応用講座　第9話/10）

一昨日の記事では、ローン借入資金の調達コストを測る指標が「Ｋ％＝ローンコンスタント」と言う、という解説を致しました。そして昨日の記事では、これを住宅ローンを借りる時にも使ってみましょう！というお話をしました。
ところでこのＫ％は、何も住宅ローンやアパートローンに限らず、会社で事業資金を借りる時や、車を買うのにローンを使う時など、あらゆる借入を検討する際有効ですので、今日はその具体的なやり方（How to）についてご紹介します。

　

★Ｋ％計算の公式★

（年間返済額）÷（借り入れ金額）×（100）＝（ローンコンスタント（ｋ％））

でしたね！
（・・Ｋ％って何だっけ・・）
と、そもそもの意味を忘れてしまった方は、こちら「Ｋ％」の詳しい解説記事をご参照下さい！

住宅ローンやアパートローン、車のローンや事業用ローンを組む場合、必ず次の要素を決める必要があります。「1)借入金額」「2)金利」「3)借入期間」、これらが決まるとその結果として「4)毎月返済額」が決まります。

ところがＫ％を求めるためには、「4)毎月返済額」×12ヶ月＝「5)年間返済額」が解らないと計算出来ないので、まずはこれを把握する事が第一優先となります。今どきはローン計算もサイトでサクサク出来ますが、私はこちらのサイトが使い勝手良いので皆さんにお勧めしています。

★お勧めローンシミュレーションサイト★

こちらで「1)借入金額」「2)金利」「3)借入期間」などを色々と入力して「4)毎月返済額」を計算してみて下さい。それが解れば「5)年間返済額」も解りますから、ここで初めてＫ％計算が出来るようになります。

　●Ａ案：借入額：4,000万円、金利：１％、期間２５年、変動金利
　●Ａ案：（180万円）÷（4,000万円）×（100）＝４．５２（Ｋ％）
　●Ｂ案：借入額：4,000万円、金利：２％、期間３５年、変動金利
　●Ｂ案：（159万円）÷（4,000万円）×（100）＝３．９７（Ｋ％）

このような感じですね！
ローン借入に強くなっておくと何かと便利ですので、住宅ローンを借りる時にも、アパートローンを借りる時にも、又、会社で事業用ローンを借りる時も、色々とローン計算をしてみて下さいね！

明日は第10話をお届けします。お楽しみに！