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不動産コンサルタント 倉 橋 レ ポ ー ト 2007年10月号
         
 
「城ヶ島 遊ヶ崎リゾート」いよいよ、オープン!
併せて、三崎、城ヶ島地区地域活性化計画進行中!

かねてから準備を進めていた神奈川県最南端の島「城ヶ島」にホテルを購入し、いよいよオープンの運びとなった。
全室でたったの10室しかないペンション風の建物だが、ホテル&バーが40席以上あり、パーティやイベント、会議などにも利用できるスペースがあるので、結構、多目的な用途で利用ができる、位置付けとしては、「リゾートホテル」である。
 
立地的には、北原白秋記念碑のある城ヶ島唯一のビーチに面しており、ホテルには4人乗りと3人乗りのシーカヤック(カヌーのようなもの)を用意してあって気軽に海で遊べるし、ヨットの操作が出来る人には、2人乗りのディンギーや、1人乗りのホッパーなども用意してあるので、気軽にマリンスポーツが楽しめるほか、釣具なども5人分程度を用意してあるので、磯釣りなども気軽にできるし、シーカヤックを使用すれば船釣りも可能だ。また、城ヶ島公園なども近く、自然と緑に囲まれた環境である為、自転車も5台、レンタルで用意してサイクリングも楽しめる趣向になっている。
(問合せ 046−881−0220 遊ヶ崎リゾート)

ようやくイベントなども終了し、準備なども整った為、私自身も先日、久しぶりに休みを取り、ホテルで客として過ごすことにしたら、なんと、朝早く、猪俣(当社のGM)から電話があり、一緒にシーカヤックに乗ろうということになり、午前午後にまたいでシーカヤックで楽しみ、その後、のんびり磯釣りでもしようと考えていたら、FM横浜の常務と広告代理店のS氏が突然現れ、急遽、ラジオとパンフレットの広告の打ち合わせを行うことになってしまった。
併せて、夕方には、地元の某議員から連絡を頂き、三崎、城ヶ島、そして三浦半島全体の地域活性化に協力して欲しいなどということになり、急遽、地域の方々の会議に出席し、私なりの持論を展開した所、仕事としてのコンサルティングの受注に繋がってしまい、久しぶりの休暇をのんびり過ごすつもりが、ひょんなことから、またもや、さらに忙しくなってしまう人生を選択してしまった。  

詳細はここでは書くことができないが、三崎港の街をアトラクション化し、城ヶ島をリゾート化する計画だが、私自身、かなりの確立で勝算があると考えている。

現在、遠洋漁業が衰退化し、マグロの漁港街としての三崎港は、徐々に観光地化してはいるものの、経済全体としては縮小傾向の一途をたどっており、このままでは駄目だと誰もが思っているものの、具体的な策は見出せないでいる。そんな中、逆に、リゾートホテルを開業したわけだから、勇気を買ってもらったのか、奇特な人だと思ったのか、多分、インターネットで調べたのだと思うが、めぐり巡って、私に白羽の矢がたったわけだ。

皆さんも一度、この奇特な地域(街)を訪れて頂きたい。

昭和の街。いわゆる、映画「三丁目の夕日」に代表させる最近のトレンドである懐古的な街並みがそのまま現存し、かつ漁師街の風情もあり、何といっても、都心に近いことが他の地域より断然優位である。
 
今回、たまたま城ヶ島のホテルを購入し、何となくではあるが、この神奈川県の最南端に位置する、この地域の活性化に一役買えればよいくらいで行っている事業であるが、地域振興がどうしても必要で、かつ予断が許されない、緊急的な措置が必要であるこの街に、不動産コンサルタントとして事業に携われる立場は、きっと、私なりのプライドを形成させる新たな挑戦となるように感じている。
もちろん事業である以上、顧客に満足していただきながら、収益構造を作る。  
きっと、公共事業などでは限界があり、無理にやろうとすれば、過去の過ちを繰り返すこととなって、一層の市民などの反感を買うことになる。であれば、我々が商業的センスを用いてビジネスモデルを構築し、普通に事業として成り立たせる事ができれば、きっと日本全国、公共事業などに頼ることなく地域の再生ができるというものである。これはかなりな難問であるが、難問であればあるほど、仕事としての取り組みは楽しいものである。

「それって、かなりの資金がかかりますかね?」私の提案に対し、参加した役人の1人が訊ねてきた。
「ほとんどお金などかかりませんよ!」私の答えに唖然とした役人に、簡単に説明した。
「現在のインフラに価値があり、この価値をアピールするだけですから、あまり費用は掛かりません。もちろん商店街の人たちの協力は不可欠ですが。」  

普通、欧米では、このようなときに、公的機関が資金を全額捻出することなどありえない。もちろん多少の資金的な援助や広告などの協賛に協力はするが、決して事業のすべてを公的機関がやることはない。本来であれば、そこに住む人たちが自ら地域の活性化を推進するのが普通なわけだが、かような高齢化が進む地域には、それを求めることには無理があるのかもしれない。  
「これはやはり、発案者の倉橋さんの方で推進してもらうほかありませんね」会議に参加した誰かがぽつんと言って、突如、流れが一気に私のほうへ傾きだした。  またもや、超多忙な日々が続くのかもしれない。


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