③活用方法一つで、その物件の価値は大きく変わってくること。

同じ不動産でも、活用方法によってその価値は大きく違ってきます。

例えば、住宅地の中に更地を持っているとします。

この土地の活用方法としては、①駐車場として使う、②家を建てて自分で住む、③家を建てて貸す、④アパートを建てる、⑤売却する、⑥放っておく、などの方法が考えられます。

このうち、どれを選ぶべきかは、その土地の市場価格、相続税評価はもちろん、駅・利便施設からの距離、土地の形状、容積率、建蔽率、家賃相場、オーナーの資力、家族関係などなどを総合的に勘案して判断しなければなりません。

その土地にあった適切な利用をした場合、相続税評価額を圧縮しながら、収益を最大化することもできるようになります。一方で間違った使い方をしてしまうと、その土地は財産ではなく、ただのお荷物になってしまうのです。

活用方法一つで大きくその価値が変わってしまう財産は、不動産だけだと思います。